『flogs』(フロッグス)は、羽街由歌の純創作作品。
作品概要
2017年7月、メインキャラ達の高校時代を描いた『flog』が季刊誌『トヤマガ!』で掲載。
2018年1月より、中学生編の『flogs』としてホームページ上で不定期更新。
4コマ4,5作品で1エピソードというライトな構成。
登場人物
- 本田 静
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ほんだしずか。男性。14歳の時点で『flogs』、17歳時点で『flog』に登場。
B型を集めて煮込んだような頭の固さ。定義の曖昧なことが嫌いで、徹底的に証明と解決を求める。
「恋愛を含む人間の感情も理論と法則に基づいて証明および定義づけができる。俺がそれを成すかどうかは別として、反する『できない』は証明されていない」と、恋愛に関しても理論的。
美月とは幼稚園からの幼馴染。家が近いので一緒に登校して来たり帰ったりする。
そのため「静と美月はデキている」「静は美月が好きである」という噂が流れるが、実際のところ静は美月に対して全く恋愛感情は無い。
「人の『好き』を否定するな」という両親の教えは体の芯まで浸透しているので、バイセクシャルの妹・渚(なぎさ)や女装しているテオ、また他に変わった趣味を持つ者たちとも分け隔てなく接する。
そう言った者たちは周りから避けられがちなため、避難するように静の元へ集まってくる。
もともと人相のいい美月が近くにいることもあって、静は自分から話しかけるタイプではないが友達は多い。
数学が学年トップで他は並。
- 城田 美月
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14歳の時点で『flogs』、17歳時点で『flog』に登場。
天真爛漫で、誰とでも仲良くなるタイプ。
女子はもちろん男子からも人気だが、彼氏ができたことはない。
アメフト部エースでコワモテの兄に男子たちがビビるためである。
静とは幼稚園からの幼馴染。
ひどく純粋な美月は「静と美月はデキている」「静は美月が好きである」という噂を信じて疑わず、静がいつ・どのように告白してくるのか楽しみにしている。
静の姉・岬や妹・渚とも仲が良く、よく3人で遊んだりする。
成績は中の下。
- 本田 渚
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12歳の時点で『flogs』、のちに『flog』にも登場。
ファンタジー小説好きのロマンチスト。将来は小説を書きながらモデルをすることを夢見ている。
「人の『好き』を否定するな」という両親の教えをもとに友人の趣味に付き合っているうち、「なんでも好きになればよくね?」と考えるようになり、転じてバイセクシャル&ブラザーコンプレックスというクセの強い個性が育った。
「女らしい生き方に固執することはないし、逆に女から離れるために生きようともしない」と、感覚はユニセックスに近いが自身は女である認識を持つ。
姉は岬(みさき)、兄は静(しずか)、そして渚(なぎさ)。両親は子供たちにこの自由な世界の中で男女どちらを選んでも生きていけるような名前を付けたので、その意味では両親の願いどおりに育っていると言える。
15歳にして元彼1人、元カノ2人がいる。15歳の誕生日を迎えた時点ではフリー。
成績はトップクラス。
音楽と社会科目が苦手だが、数学・物理・体育でカバーしてお釣りが出るほど。
ニイと呼んでいる兄・静(しずか)の服を着ていたり、静のベッドで寝ていたりすることがよくある。
- 餅野 辿央
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もちのてお。通称テオ、テオぴっぴ。渚の同級生で、小学5年生のとき付き合っていた。(当時は普通の少年だった)
中学に上がった頃、渚から「違う人とも付き合いたい」と別れを切り出される。
…が、何故か「別人になれ」という意味に捉え、女装を始める。
開始当初は姿だけだったが、徐々に香り、口調、仕草に磨きがかかっていく。
高校2年の夏ごろ、ほぼ完成形を迎える。
料理と裁縫が得意で、家庭科の成績がいい。
逆に技術科目や体育など男らしい教科ほど苦手。
髪はバイオレットピンク+レッドグラデーション。
- 野原 麻里
- 静・美月の高校からの同級生。そのため高校生編である『flog』にしか登場しない。
- 本田 岬
- 静・渚の姉。静の6つ上。東京で働いている。